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屋根修理の詐欺、訪問営業に注意!多発する詐欺や悪徳業者への対処法
最終更新2024年3月11日
リフォーム業者として悲しい事実をご紹介しなくてはいけません。
屋根や外壁にまつわる補修工事に限らず、リフォーム業界において詐欺やトラブルが多発しているという事実です。
例えば火災保険を活用したリフォームトラブルは国民生活センターに寄せられる相談件数が2010年から約20倍になりました。台風や地震の被災地にもお客様の不安に付け込む業者が現れるとニュースで報じられています。
特に屋根修理においては緊急性の高い不具合があると「どうにかしないと!」「早く直してもらいたい!」と焦ってしまう方も多いです。
私たちの経験、そしてお客様の経験から、これから屋根修理や外装工事を考えている皆様が少しでも安心して、安全に業者選びができる、工事を発注できるための対処法をご紹介いたします。是非参考になさってください。
屋根や外壁にまつわる補修工事に限らず、リフォーム業界において詐欺やトラブルが多発しているという事実です。
例えば火災保険を活用したリフォームトラブルは国民生活センターに寄せられる相談件数が2010年から約20倍になりました。台風や地震の被災地にもお客様の不安に付け込む業者が現れるとニュースで報じられています。
特に屋根修理においては緊急性の高い不具合があると「どうにかしないと!」「早く直してもらいたい!」と焦ってしまう方も多いです。
私たちの経験、そしてお客様の経験から、これから屋根修理や外装工事を考えている皆様が少しでも安心して、安全に業者選びができる、工事を発注できるための対処法をご紹介いたします。是非参考になさってください。
今、現在雨漏りや屋根の不具合にお困りで屋根修理や屋根リフォームのための点検や見積りを依頼しようとしている業者、その業者って信頼してよいものでしょうか。実際にその修理や屋根リフォームが成功だったかどうかは保証期間の終わりや一般的な耐用年数を経るまで分かりませんから結論が出るのはかなり先のことと言えますよね。だからこそ業者選びは詐欺を防ぐうえで大変重要で、慎重であるべきだと私たちは考えます。
信頼できる良い業者か、もしくは詐欺を疑ってしまうような業者かは営業段階である程度判断することが可能です。こちらで紹介しているようなセリフを業者から聞いたら、詐欺を疑い、慎重に対応するようにしましょう。
以前トラブルに見舞われたお客様にお話しを伺うと、今まで何の不自由もなく暮らしていたある日、突然やってきた飛び込みの営業マンが「今すぐリフォームしないと危ないですよ!」とやってきたようです。普通に暮らしていたら、ほとんどの方が屋根のことなど考えないし、気にもしませんよね。日常生活の盲点かもしれません。「そういわれれば建ててから何もしないから確かに不安」と思ってしまったようです。でもこんなケースはちょっとお待ちください。
その飛び込みの営業マン、地上から見ただけなのにそう言ってませんか。屋根って極めて見にくい部分なのに見上げただけでそのような判断が下せるのでしょうか。私たち屋根の専門業者の立場から申し上げると、どう考えても話に信憑性がなく、その根拠は?理由は?と疑わざるを得ません。このような飛び込みの営業マンが来た場合「無料ですから点検だけでもやっておきませんか」と言ってくるでしょう。その場合は絶対に断らなくてはいけません。
詐欺を働く悪徳業者の場合、不安をさらに煽るため「屋根材を壊す」「板金の固定する釘を抜いて板金をめくる」など、あたかも以前から不具合があったように見せる可能性がありますから絶対に屋根に上らせてはいけません。また別のお客様の経験では若い職人さん風の方が「近くを工事をしているのですが・・・」や「親方に屋根がおかしくなっていると言ってこい」などという口実で屋根に上らせてほしいと近づいてきたケースもあったようですが、こちらも詐欺を疑わざるを得ません。注意しましょう。
大切なご自宅の修理をするなら、屋根や外壁、またどこであってもじっくりと考えてから結論を出したいものですよね。それなのにやたらと契約を急がせる業者もいます。業者として売り上げを上げたいので「さっさと契約してほしい」、これってあまりにも業者都合過ぎませんか?お客様の気持ちも考えてほしいものです。
「じっくりと考えた上で納得のいくプランで屋根工事をした結果、大変満足した」というお客様の声が口コミで伝われば、その業者の評判も上がるでしょう。
「契約を急がされ、よく分からないうちに工事が終わってしまった」となれば、長期的に見れば業者にとってマイナスのはずです。ましてや今はネットがありますので、このような口コミはすぐに拡散します。現在のような状況の中で、契約を急がせる業者は何かしらの問題を抱えていると思って間違いないでしょう。
話の内容があまりにもお客様都合や気持ちから離れているといった業者は、契約はもちろん工事においても同様の不安が残ります。遠慮したほうがよさそうですよね。
話の内容があまりにもお客様都合や気持ちから離れているといった業者は、契約はもちろん工事においても同様の不安が残ります。遠慮したほうがよさそうですよね。
どんな工事であっても価格をなるべく抑えたいものです。そして大きく値引きされると嬉しいですよね。しかし、上記のように当初150万だったものが80万といきなり半額近くになったら、どうでしょうか。
当初の価格の正しいものだったかどうか、かなり怪しくなってきます。『80万が本当の価格だったのでは?』と疑いたくなりますし、そもそもお見積り自体が不正確だったと考えてしまいますよね。街の屋根やさんでは全国どこでも適正な価格で屋根工事、修理をご提供しています。また、お見積もりもできるだけ正確にお出ししています。やたらと値引きをちらつかせる業者にも気をつけた方が良いでしょう。
いうまでもなくこれは嘘であり、火災保険の正しい活用方法ではありません。冒頭でもお話ししましたが火災保険によるリフォームトラブルはこの10年間で右肩上がりに伸びており、国民生活センターに寄せられる詐欺やトラブルに関する相談件数は20倍を超えています。
そもそも火災保険は自然災害(風や雪、雹など)で受けた被害に対する原状回復のための保険であり、それ以外の経年劣化による屋根リフォームや被害箇所以外を修理するといったことでは使うことができません。また保険がおりるかどうかを判断するのは保険会社や保険鑑定人であり、工事を行う施工業者ではありません。
「修理費用無料」という言葉に躍らせてしまった結果、お客様自身が詐欺に加担してしまうといったことにならないよう火災保険に関する正しい知識を持っていただくことがまずは大切になります。その上で「火災保険を使えば無料で屋根全体をリフォームできますよ」「私どもとご契約いただければ100%保険金がおりますよ」などという甘い言葉や保険がおりる前提で話を勧めてくる業者には注意しなくてはいけません。
基本的な屋根リフォームの流れは、まずお客様からのお問合せ後、現地調査にお伺いしお客様が不安を感じていらっしゃる点、また実際に雨漏りなどの被害がある場合は被害箇所を確認し、後日ご提案書と一緒にお見積り書をご提示します。その上でご提案内容とお見積り価格にご納得いただいて初めて工事内容や金額、支払いについて記載のある契約書を作成し、正式に工事請負契約を交わします。
まず覚えておいて頂きたいのはここまでの段階で通常、見積り作成にかかる費用や現地調査にかかる費用などは掛かりません。(※散水試験や赤外線による点検など費用がかかるものもありますが事前にお客様にお知らせがあるはずです)そして支払いは契約内容に従って、行われるべきものであるということです。ですから契約前に見積り金額を全額お振込みくださいということがいかにおかしいことかお分かりいただけますよね?
契約もしていない、工事も始まっていない、そんな段階で費用をお支払いくださいという業者は遠慮したほうがよいでしょう。
「お部屋が暗いので天窓を付けたい」というお客様がいらっしゃいました。結果としてそのお客様は天窓を付けることをお止めになりました。確かに天窓はお部屋を明るくできますし、夜になれば星空も眺められますから素敵な屋根リフォームです。しかし、屋根に開口部を設けるわけですから、以前よりも頻繁なメンテナンスが必要になります。雨漏りのリスクが高まります。
「以前よりも頻繁なメンテナンスが必要」「雨漏りのリスクが高まる」というのはお客様にとってデメリットですよね。お客様が天窓の取り付けをやめた理由はこうしたデメリットによるものだったのですが、相見積もりをした訪問販売業者はそうしたデメリットを一切教えてくれなかったようです。お客様の立場に立つとこうしたデメリットをしっかりと理解していなければ、天窓を付けたからと言って頻繁にメンテナンスは行わないでしょう。一つの例ですが。
こういった不都合なこともしっかりと伝えなければ屋根業者として失格です。専門業者としての役割を果たしてないわけですから、トラブルが起きた際に詐欺と疑われても仕方ありません。デメリットがお客様に伝わっていれば、しっかりとメンテナンスするでしょうから雨漏りなどのリスクは最低限に抑えられますし、そもそも天窓が必要かどうか改めて検討する材料にもなりますよね。こうしたことも業者選びの判断にしていただきたいと思います。
ここまで悪徳業者による詐欺に繋がる営業手口について見てきました。実際知識として「こうしたことには注意すべきなんだな」と頭で理解はしていても、実際に突然訪問業者があれこれと指摘をし始めて、不安を煽るようなことを言われてしまえばなかなか冷静な判断ができないものですよね。そこで次に工事依頼前に、詐欺を防ぐためにお客様自身でできること、やるべきことをご紹介したいと思います。少しでも気になる点、怪しいと感じる点があれば是非これらに順守して行動していただきたいと思います。
1.即決しない
気になる点、怪しいと感じる点があればとにかくその場で契約をしてしまうといった「即決」をしないことです。指摘されたこと、そして本当に修理やリフォームが必要なのかを落ち着いて考えるために時間をおき、冷静に考えるようにしましょう。優良な業者であれば当然「考えさせてください」というお客様の言葉にきちんと理解を示してくれるはずです。逆にそこで「今日契約していただかないと困ります」など強引な態度にでる、上の手口でも紹介したように値引きをちらつかせ契約を急かすような態度にでるなどといったことがあれば、それこそ即決なんてしてはいけませんよね。
2.自分以外の家族と相談する
他のご家族に相談することも忘れないようにしましょう。
指摘されたお住まいの状態、ご提案内容、価格、お預かりした資料などに加え、これまでの話の流れや営業マンとのやり取りなども伝えると良いですね。客観的な意見を参考に、冷静に検討する機会を作っていただきたいと思います。
指摘されたお住まいの状態、ご提案内容、価格、お預かりした資料などに加え、これまでの話の流れや営業マンとのやり取りなども伝えると良いですね。客観的な意見を参考に、冷静に検討する機会を作っていただきたいと思います。
また検討後、質問の連絡を入れる際や断りの連絡をする際、一人では「心細い」「きっぱりと断れるか不安」という方はご家族の方にお願いするのも一つの方法ですし、今であればZOOMやLINEなどのテレビ電話などを活用し、ご家族にも参加していただくというのも一つの方法です。
3.会社の所在や実績を確認する
頂いた名刺やパンフレットに記載されている会社名をホームページで検索してみましょう。ホームページがあるから100%安全な会社であるとは限りませんが、少なくとも工事の依頼を検討する会社ですからその会社がどういった会社なのか?例えば所在やこれまでの実績や施工事例、またお客様からの声などはきちんと確認しておきたいですね。
また本当に実在する会社なのか?会社の登記について確認したい場合は、オンラインでも情報照会ができるようになっています。謄本の取得に300円程度必要ですが一般社団法人民亊法務協会が運営する「登記情報提供サービス」のホームページを活用すればどなたでも会社の謄本を取得することができます。
4.記録をとっておく
自分自身で冷静に、客観的に経緯を振り返る際、ご家族に状況を説明する際、また万が一詐欺被害に遭い専門機会に相談する際にも役立ちますね。「これは怪しいぞ」「納得できない話が多々あるぞ」「ずいぶん強引な営業するな」というような気になることがあれば、即決せずに考える時間をとる、その上で事の経緯を紙にメモしておくなど記録をとっておくようにしましょう。
5.セカンドオピニオンで別業者に相見積もりをお願いする
他の屋根修理業者に改めて点検、見積りをお願いするということも詐欺に遭わないためにできることの一つです。
ただその際に慎重にならないといけないことは業者選びですよね。これまでお付き合いのある業者がいる方であれば、そうした信頼のおける業者や職人さんに見てもらうことができますが、初めて屋根修理やリフォームを検討する方にとっては「優良業者ってどういう業者?」「業者選びってどうしたらいいの?」と悩むことばかりだと思います。業者選びは工事を成功に導くための最重要ポイントでもありますから、是非慎重な目で業者をお選びいただけたらと思います。
どれだけ慎重に業者を選んでも、また判断をしたつもりでも詐欺被害にあってしまう可能性はゼロではありません。詐欺に遭ってしまった自体はお客様の責任ではありませんから決してご自身を責めないでいただきたいと思います。大切なことはその後の対応です。まずは落ち着いて対応しましょう。ここでは万が一詐欺にあってしまった場合の対処法について二つご紹介していきたいと思います。
①クーリングオフを利用する
訪問販売によるリフォームの契約には一定期間、申込を撤回できる仕組みとしてクーリングオフ制度があります。契約日より8日間以内であれば可能ですので、ご自宅の不具合を指摘されて慌てて契約してしまったという方もご安心ください。郵便局の窓口で発信日が証明される内容証明や書留などを使用して契約解除の通知を送るだけで完了します。もちろん解約にかかる費用などは一切かかりません。
②国民生活センターや弁護士など専門機関・専門家に相談する
リフォームに関するトラブルが増えている昨今、国民生活センターに寄せられる相談件数も右肩上がりで増えています。それだけ多くの方が詐欺やトラブルに悩んでいる証拠として悲しい事実ではありますが、逆に言うと多くの対応策や解決策などが蓄積されているということでもあります。万が一被害に遭った際は一人だけで悩まず多くのケーススタディを見てきた専門機関や弁護士などの専門家に相談するようにしましょう。
こちらのページでは、同業者が引き起こす詐欺やトラブルについて見てきました。お客様に「リフォーム業者」「屋根工事業者」という一括りで見られることで、やはり「リフォーム業界は信用できない」「屋根工事業者は信頼できない」となってしまうことを覚悟でお話しさせていただいた内容もございます。
ただ私たち全国チェーンの街の屋根やさんはこうした業界だからこそ、事実を全てお伝えした上でこうした詐欺を一つでも減らすために必要な対処方法などをお客様にお伝えすることが大切だと考えました。またこれは同業者だからこそできることだと信じております。
特に異常気象が増え、超大型台風の上陸、史上最悪の水害など信じがたい被害が多発している昨今においては特にこの手の詐欺や悪質な訪問販売業者が増えているという印象です。お客様ご自身にも知識を身に着けていただき、必要な対処法をご理解いただけましたら幸いです。
もし悪徳業者による詐欺にお悩みでしたら、私たち街の屋根やさんにも是非ご相談ください。できる範囲の中で最大限お客様のお力になりたいと考えております。点検もいつでも無料で行っておりますのでお気軽にお問合せください。
屋根修理の詐欺、訪問営業に注意!
多発する詐欺や悪徳業者への対処法まとめ
●詐欺を疑いたくなるような業者の営業トークには次のようなものがあります。
-とにかく今すぐリフォームしないと危ないですよ!
-本日、ご契約いただけるならお安く出来ますよ!
-150万のところを80万まで勉強します!
-火災保険を使えばどんなリフォームも無料で行えます!
-契約前に工事金額の振込を指示される
-メリットだけでデメリットを伝えてくれない
●詐欺に遭わないためにできること、やるべきこととして以下を覚えておきましょう。
-契約は即決しない
-怪しいと思ったら自分以外の家族にも相談する
-会社の所在や実績を確認する
-記録をとっておく
-セカンドオピニオンで別業者に相見積もりをお願いする
●万が一詐欺にあったとしても慌てずクーリングオフを活用する、また国民生活センターや弁護士などの専門機関、専門家に相談することを忘れないようにしましょう。