- HOME
- 換気棟で結露対策や夏の暑さ解消?仕組みとメリット
換気棟で結露対策や夏の暑さ解消?仕組みとメリット
換気棟とは、屋根の一番高い部分にある「棟」に通気機能を持たせ、湿気や熱気を排出できるようにしたものです。
特に、結露でお困りの方は換気棟でお悩み解消できるかもしれません。
暖かい空気は上昇するという自然現象を利用したものですので、電気代などのランニングコストをかけずに快適生活を実現できます。棟板金交換や屋根塗装、屋根葺き替えや屋根カバー工法など屋根リフォームの際には換気棟の設置をぜひ、お薦めします。
特に、結露でお困りの方は換気棟でお悩み解消できるかもしれません。
暖かい空気は上昇するという自然現象を利用したものですので、電気代などのランニングコストをかけずに快適生活を実現できます。棟板金交換や屋根塗装、屋根葺き替えや屋根カバー工法など屋根リフォームの際には換気棟の設置をぜひ、お薦めします。
【動画で確認「換気棟で季節の悩み解決」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
↓ ↓ ↓
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
↓ ↓ ↓
【動画で確認「換気棟で季節の悩み解決」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
「日当たりが良すぎるせいか、夏になると2階の冷房がなかなか効かない。光熱費がとんでもない額になっている」「冬は冬で窓ガラスやサッシの枠に結露が発生して、雑巾を手放せない。結露の水が染みて、柱が変色してしまった」、これらのことでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
その暑さの原因や結露の原因が屋根裏(小屋裏・天井裏)にあるといったら、貴方は信じられますか。
「天井の上には断熱材が入っているからそんなことないでしょ」とお考えになる方がほとんどだと思います。事実、その通りなのですが、断熱材だけではそれを防げないことも多いのです。
お部屋の温められた空気や湿気は上へ上へと昇っていき、天井に到達。天井は空気や湿気を通す構造に なっているので、暖められた空気をそこを抜け、断熱材に達します。断熱材も空気や湿気を通す構造になっているので、暖められた空気や湿気ははそこを通過していくのですが、断熱材の層が終わりに近づいてくると徐々に冷やされ始めます。
断熱材を抜けた途端、空気と湿気は一気に冷やされ、飽和水蒸気量※の限界を超え、これまで気体であった湿気(水蒸気)は途端に液体の水へと変化し、結露となります。
屋根材にもよりますが、炎天下の屋根の表面温度は80℃にもなると言われています。断熱性能が高い屋根材としてよく瓦が挙げられますが、表面は触ると火傷するくらいの温度になります。
断熱材と一体となった金属屋根材も断熱性能が高いと言われていますが、こちらも表面温度はとんでもないことになっています。瓦も金属屋根材も裏側に温度を伝えづらいだけであって、表面は火傷するレベルの温度になることを覚えておいてください。炎天下の屋根の表面温度は80℃に達する場合、野地板の温度は実測で60℃程度になるようです。屋根裏の広さ(高さ)にもよるのですが、天井と断熱材を隔てているとはいえ60℃、一方でお部屋のエアコンの設定温度は27℃、これではエアコンの効きが悪くて当然です。
湿った空気に暑い空気、これらを外に排出できればこれらの問題は解決できますよね。これらを解決するのが換気棟による小屋裏換気です。
具体的には屋根の天辺(大棟部分)に通風孔のある換気棟を設けて、そこから湿気と暑い空気を排出させるのです。
このような表記をすると、電動の換気扇を使った強制換気を思い浮かべる人もいると思いますが、暖かい空気は上昇するという自然現象を利用した仕組みのため、電気代などのコストは一切かかりません。維持費用は一般的な棟板金とほぼ同じです。棟板金交換などのメンテナンスをお考えの場合はぜひ、ご検討いただきたい項目です。
これまでに街の屋根やさんは様々な屋根リフォームを行ってきました。比較的安価で対費用効果が高く、施工したほとんどの方から感謝されている一つがこの換気棟です。自信を持ってお勧めできます。
夏場の暑さを防ぐ人気の塗料が遮熱塗料・断熱塗料です。お部屋の温度を下げてくれるという優れもので、確実に光熱費を下げてくれます。しかし、これらの塗料にも限界はあり、夏場の暑い日は屋根の表面温度は気温より確実に上がりますし、小屋裏も暑くなります。やはりエアコンを稼動せざるを得ないのです。これら遮熱塗料や断熱塗料と換気棟を組み合わせたら、さらに快適性能が上がります。エアコンの冷房の効きはぐっと良くなります。断熱塗料の場合はお部屋を暖房した時も小屋裏との気温差ができにくくなりますから、結露の量が減ります。
屋根塗装と換気棟、ちょっとした屋根リフォームで地球と財布に優しく、さらに健康にも良い快適生活が実現できるのです。
街の屋根やさんお奨めの遮熱塗料
・ダイヤスーパーセランマイルドIR
赤外線を跳ね返し、屋根の温度を20℃クールダウン
赤外線を跳ね返し、屋根の温度を20℃クールダウン
・サーモアイシリーズ
室内温度-3.0℃を実現する 遮熱塗料
室内温度-3.0℃を実現する 遮熱塗料
妻換気
切妻屋根の妻部分(ケラバの下)に換気口を設け、換気する方法。屋根に対して水平にしか換気が行えないことがネック。軒先換気
軒先や軒天などに換気口を設け、換気する方法。軒先から吸気を行い、同じ高さの軒先から排気を行うため、効率の点で疑問が残る。屋根の勾配があればあるほど、軒先との高低差が生じるため、効率が落ちると思われる。軒先+妻換気の組み合わせ
軒先から吸気を行い、妻部分の換気口から排気を行う。軒先と妻部分の換気口に高低差があるため、暖かい空気が上に昇るという自然の摂理に沿っているので、前述の2つの方法よりも効率的。軒先+換気棟の組み合わせ
軒先から吸気を行い、お住まいの最も高いところである棟から排気を行う。暖かい空気が上に昇るという自然の摂理を利用した最も効率的な換気方法。特に換気口が設けられていないお住まいの場合でも、軒先換気が備え付けられていることがほとんどなので、換気棟を後付することによって効率の良い小屋裏換気を行えることがほとんど。<排気孔面積について>
小屋裏の換気は法律等で義務付けられているものではありませんが、住宅金融支援機構では小屋裏換気孔の取り方について基準が定められています。
そのうち、棟に排気孔を設け、軒裏や妻を吸気孔とするときは、天井面積に対して排気孔を1/1600以上、吸気孔を1/900以上としています。
小屋裏の換気は法律等で義務付けられているものではありませんが、住宅金融支援機構では小屋裏換気孔の取り方について基準が定められています。
そのうち、棟に排気孔を設け、軒裏や妻を吸気孔とするときは、天井面積に対して排気孔を1/1600以上、吸気孔を1/900以上としています。
換気棟設置事例
結露対策に換気棟を新規設置
施工期間 1日 工事費用 約15万円(足場別)
冬になると結露が酷いとご相談をいただきました。寒い地域なので、薪ストーブを使うと結露も起こりやすいのです。小屋裏からは野地板が湿気を吸って変色している様子が確認できました。
今回は5箇所に換気棟を設置。現在の棟板金と貫板を撤去し、換気口を設け、換気棟の取り付け、屋根の色に合わせ塗装も行いました。 今回は5箇所に換気棟を設置。現在の棟板金と貫板を撤去し、換気口を設け、換気棟の取り付け、屋根の色に合わせ塗装も行いました。
薪ストーブの使用にも問題がなくなったとお喜びいただけました!
換気棟は瓦屋根に取り付けることも可能なの?
街中では、切妻・寄棟・方形といった形状のスレート(コロニアル・カラーベスト)屋根との組み合わせばかり見かけます。
ご安心ください、瓦屋根にも片流れの屋根にも後付け可能です!
街でたまに見かける換気棟。そのほとんどがスレート(コロニアル・カラーベスト)屋根に取り付けられたものであり、屋根の形状も切妻、または寄棟といったよく見かける一般的なものだと思います。これら以外の取り付け例を見ることはほとんどないので、「その他の屋根には取り付けられないのでは」と思ってしまいがちですが、どんな屋根材の屋根でも、どんな形状の屋根でもほぼ取り付け可能です。
まず、スレート屋根と同じく棟板金を備えていることの多い金属屋根ですが、取り付けはもちろん可能です。既存の棟板金を交換し、屋根を加工することによって取り付けできます。次に瓦屋根ですが、棟の部分は熨斗瓦や半丸瓦、漆喰とさまざまな部材で造られているため、取り付けが不可能なように見えますが、取り付けできます。
瓦屋根専用の換気棟が発売されていますので、ご安心ください。棟の取り直し工事などをする時に同時に行うことをお勧めします。
次に屋根の形状ですが、切妻や寄棟といった一般的な形状以外でも取り付けることが可能です。屋根の傾斜が一方向にしかない片流れの屋根にも専用の換気棟が発売されておりますので、対応可能です。陸屋根やR屋根(かまぼこ屋根)といった形状の屋根については換気棟以外の小屋裏換気をご案内することも可能ですので一度、ご相談ください。
換気棟から雨漏りすることはないの?
屋根の天辺に通気口を設けるとなると、そこから雨漏りしそうで不安です。
換気棟を正しく取り付ければ雨漏りのご心配はありません。
換気棟にはいくつかの種類がありますが、どれも雨が入り込まない、または入っても排出できる仕組みになっているのでご安心ください。特に通気口が上部に見えているタイプの換気棟だと不安になりますよね。そこから雨が降り込んでも、それよりも内側に、雨をブロックする捨水切板金などがあります。空気は通っても、雨の浸入は防げるのです。
しかし換気棟が正しく設置されていなければそのリスクは大きく高まります。また換気棟が設置されたのに十分でなく、結露を起こしてしまった事例もあります。
換気棟の設置は、施工実績などを見て、経験豊富な業者に依頼するのが安心でしょう。
また、換気棟そのものが錆びたり緩んだりして問題を起こさないよう、定期的に点検とメンテナンスをしましょう。通常の棟板金と同じく、錆を防ぐ定期的な塗装や、緩んだり外れたりしていないか、シーリングが切れていないかなどの点検が大切です。特に台風の後などは気をつけて見てあげてください。
新築時に取り付けた換気棟、これで夏場も涼しく過ごせる、冬場も結露なく過ごせると思ったら、どうもおかしい。夏は暑いし、四六時中、黴臭いし、本当に機能しているのかと疑問に思っている貴方、まずは無料点検をお申し込みください。施工不良の可能性があります。換気棟は屋根の天辺に通風孔を開けることによって換気させる仕組みです。
あってはならないことですが、新築時に何らかの手違いで通風孔が設けられていないのに、換気棟だけ設置されているということもあります。
街の屋根やさんでは、換気棟の交換、新規取付、点検も承っております。☑ 換気棟にご興味がある方
☑ 夏の暑さや冬の結露を何とかしたい方
☑ 現在の換気棟のメンテナンスをご希望の方
まずは気軽にお問い合わせください。
屋根やお住まいをじっくり点検し、必要なメンテナンスや工事をご案内いたします。
換気棟で結露対策や夏の暑さ解消まとめ
●冬の結露や夏の暑さでお困りなら、換気棟で解決できるかもしれません
●換気棟とは、屋根の天辺に取り付ける、通風孔のある板金部材のことです
●換気棟は自然現象を利用した仕組みなので電気は使いません
●換気棟は、妻換気や軒先換気と組み合わせることで高い効果が期待できます
●換気棟は瓦屋根にも取り付け可能です。また、ほとんどの形状の屋根で設置可能です