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自分でできる雨漏り応急処置と、するべき初期対応は?
最終更新2024年3月10日
「天井から水がポタポタ」
「壁紙から雨水が染み出てくる」
急に雨漏りが起こると、何をしたらいいの!?と焦ってしまう方がほとんどです。
業者への依頼も大切ですが、まずははじめにするべき「応急処置」の方法をご紹介します。
雨漏りの応急処置は、
・バケツや布、タオル
・吸水シートや紙おむつ
・養生テープ
・ゴミ袋
など、お家にあるもので可能ですから、できるだけ早く行なってみましょう。応急処置は、被害の拡大をおさえつつ、修理費用を抑えることにもつながります。
・応急処置はどんな方法で行えばいい?
・DIYで修理できる?
・やってはいけないNG処置とは?
雨漏りが起こった時に確認しておきたいことと共にお伝えしていきますので、まさに今雨漏りでお困りの方もぜひ、ご参考にご覧ください。
「壁紙から雨水が染み出てくる」
急に雨漏りが起こると、何をしたらいいの!?と焦ってしまう方がほとんどです。
業者への依頼も大切ですが、まずははじめにするべき「応急処置」の方法をご紹介します。
雨漏りの応急処置は、
・バケツや布、タオル
・吸水シートや紙おむつ
・養生テープ
・ゴミ袋
など、お家にあるもので可能ですから、できるだけ早く行なってみましょう。応急処置は、被害の拡大をおさえつつ、修理費用を抑えることにもつながります。
・応急処置はどんな方法で行えばいい?
・DIYで修理できる?
・やってはいけないNG処置とは?
雨漏りが起こった時に確認しておきたいことと共にお伝えしていきますので、まさに今雨漏りでお困りの方もぜひ、ご参考にご覧ください。
雨漏りの原因究明や補修はプロでなければ難しいものです。しかし、室内で雨漏りが起こっていれば、自分自身で「漏っている雨水への対処」を行うことはできます。簡単にできる応急処置の方法をご紹介します。しっかり応急処置をした後に修理業者へ連絡しましょう。
バケツや布などを使った応急処置
天井など、部屋の上から下に向かって雨水が滴っている場合、水を受け止めるために下にバケツや洗面器などを置きましょう。雨漏りの対処ではまず思いつく方法だと思います。 ただ、天井など高いところから真っすぐに落ちる水は、距離が長いほどバケツの中で跳ねてしまいます。特に、底の浅い容器の場合、跳ねもひどく水が結構飛び散ります。
そこで、バケツのなかにタオルや不要な布地、新聞紙など何枚も入れておくと、周囲への飛び跳ね防止になります。レジャーシートや大きめのゴミ袋を切り開いたものをバケツの下に一緒に広げておくといいでしょう。
雨漏りは次第に範囲が広がることも多いです。1か所だと思ってバケツを1個置いたら、いつの間にか2か所、3か所とぼたぼた雨漏りが起こっていることもあります。レジャーシートを敷いたうえに、タオルやいらない布地などを広げておけば、周囲に被害が広がった時にも安心です。バケツの水が増えたら、ときどき交換することも忘れずに。
吸水シートや紙おむつなどを使った応急処置
吸水シートや紙おむつなども、雨漏り時の応急処置に使えるアイテムです。吸水シートは商品によって吸水量が異なりますが、300~500ml程度のものから2リットル程度吸水できる大判のものもあります。タオルや雑巾と比較しても吸水力が高いです。雨漏りに備えて準備しておくのもおすすめです。また、ペットシーツや紙おむつ(赤ちゃん用・大人用)も吸水力が期待できます。
バケツで対策しにくい「壁からの雨漏り」などにも吸水シートや紙おむつが重宝するでしょう。雨漏り箇所に直接あてるように、壁に向かって貼ることもできます。バケツが置きにくい箇所にも形を変えながらフィットできますから、さまざまな雨漏り箇所への対策として使えるアイテムです。 バケツのなかに「飛び散り防止」として入れておけるほか、「バケツが見当たらない…!」と焦ったときに、とりあえず紙おむつを上側に向けて置いておくこともできるでしょう。
ただ、吸水シートは水を含むほど重みが増します。壁に貼り付けた場合、重みで落下する可能性もあるため、注意しましょう。
広範囲の場合は大きなビニールで覆って
天井の1か所からポタポタと垂れる場合は、バケツなどで対応できるかと思います。しかし、「天井の広い範囲で雨漏りが起こっている」「雨漏り量が多い」「下に家具があってバケツを置けない」などのケースもあるでしょう。
広範囲で雨漏りによる水量が多いときは、大きめのビニールで覆って筒状にし、漏斗(ろうと)のようにして水をバケツへと流す仕組みを作ることができます。
「漏斗(ろうと)」とは、円形で広がりのある上部から液体を注ぎ、細くなった管状の下部から小さい容器へと流れていく仕組みのものです。それを真似て、雨漏り箇所からバケツへと雨水を導いてあげましょう。大きいビニールシート(ゴミ袋に穴をあけたものも使えます)の上部を受け口として雨漏りが起こっている部分に養生テープなどで取り付けます。下にいくにつれて筒のように出口をすぼめ、上で受けた水がバケツに流れ出るようにしましょう。
天井や壁に取り付けるときに注意したいのは、粘着テープなどは使わないことです。後から剝がすときに、粘着力によって壁紙も一緒に剥がれてしまうからです。
漏電を防ぐ
雨漏りが起こったら漏電にも注意が必要です。基本的にお住まいのなかで電気の通り道となる配線には、水で濡れないために絶縁処理がされています。しかし、築年数の古い建物で稀に絶縁処理が不十分だったり、被膜が経年劣化してしまっていたりすると漏電するリスクがあります。
雨漏りで家電やテレビ、コンセントが濡れたまま電気が通ると火災や感電などの危険もともなうため注意が必要です。
お住まいの分電盤(外からの電気を各部屋に分岐するための機器)にある漏電ブレーカーが落ちていれば、漏電している可能性が大です。そのほか、「何かが燃えたようなニオイがする」「雨のたびにブレーカーが落ちる」などは漏電のリスクが高いので、電気会社へ相談しましょう。
「とにかく雨漏りを止めたい!」という気持ちから、あれこれと応急処置をする方も多いでしょう。ただ、むやみやたらに処置をすればいいものでもありません。したことが逆に裏目に出るケースもあるため、NGポイントをおさえておきましょう。
NG対応①:シーリングや防水テープで出口をむやみに塞ぐ
前述したようなバケツや吸水シートを使う方法は、「流れてくる雨水を周囲に広げさせない」ための応急処置です。しかし、なかには「水が溢れてくる出口を塞ごう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。ただ、むやみにシーリングやテープを使って水の出口を塞ぐのはNGです。
シーリングや防水テープを分厚く貼ると、とりあえず雨がポタポタ垂れるのを食い止めることができるかもしれません。 しかし、本来、そこから垂れるはずだった雨水…これが消えるわけではありません。天井内部や壁内部で溢れるように他のルートへと流れていくだけです。
つまり、テープで塞いだことによって、他の被害を生み出すことにつながるのです。
NG対応②:板などを打ち付ける
室内側から雨漏り箇所に板などを打ち付けるのも止めましょう。板を打ち付けたことで、一見雨漏りが収まったように見えても、その上に溜まった水分の重みで板が外れてくる可能性があって危険です。
出口が塞がれれば別の方へと流れていき、結果的に雨漏り箇所が増えることに繋がりますし、何より釘などで余計に穴を増やしてしまうのは得策ではありません。
NG対応③:はしごを使って屋根に上って作業をする
室内の天井から雨漏りが起こると、まずは「屋根ではないか?」と考え、「はしごで屋根に上ってみようか」「窓から屋根を見てみようか」などと考えるかもしれません。しかし、雨漏りの原因はさまざまあり、屋根とは限りません。何よりも、ふだん高所での作業に慣れていない人がはしごなどを使って屋根に上るのは大変危険です。雨が降っているときはもちろんですが、雨が止んだ後でも屋根は濡れています。
たとえ応急処置だとしても、「ブルーシートを広げる」「テープでとめる」など、高所で行うのは大変危険です。 ご自身で行うのは、あくまでも「危険を伴わない室内での応急処置」にとどめ、屋根の上で行う修理は専門業者にお任せしましょう。
街の屋根やさんの応急処置事例
屋根の瓦が崩落してしまったとのお問合せで伺った事例です。棟が崩壊しており、このままでは万一雨が降った際に屋根内部に雨が入り込んで雨漏りになる危険性があるだけでなく、さらに瓦が崩れて二次被害になる危険もあります。その日にすぐ補修工事はできませんので、割れた瓦は片付け、片面が粘着式になっている防水シートを貼り付けることで応急処置といたしました。
このように、工事までの間ご安心いただけるよう、必要な処置を施すことも可能です。屋根の上での作業は専門業者にお任せください。
雨漏りが起こったら、まずは自分で「応急処置」をすることが大事、というのは何度もお伝えしてきました。「少し気になる程度だから様子見しよう」「どうしたらいいか分からないし…」など、雨漏りの状況を目の前にして困惑するのは当然です。しかし、自分でできる応急処置をするのと、何もやらずにいるのとでは、後々の状況へも影響してしまうのです。
なぜ、応急処置が大切なのでしょうか。
応急処置は雨漏り被害を広げないため
当たり前ですが、応急処置をすることで被害箇所の拡大を防げます。染み込んだ雨水は想像以上に床材や畳などを傷めます。後日反りあがってきたりカビなどが発生したりすることがありますから、被害は最小限に抑えましょう。 窓周りや壁にも雨漏りが起こることがありますが、壁紙の剥離にもつながるでしょう。
応急処置は、雨漏りが起こった箇所の拡大や、二次被害のリスクを防ぐために大切なことです。
修理にかかるコストを最小限に抑えるため
雨漏り修理が必要な場所は、屋根や外壁、ベランダなど雨漏りの原因となった箇所だけではありません。雨漏りの通り道となった木材や床材、壁紙などへのダメージが大きかった場合、それらの補修費用も必要になるでしょう。目に見える部分だけでも応急処置をしておけば少しでも修理費用を抑えられるかもしれません。
修理業者への依頼はお早めに
ここまでお伝えしたように、雨漏りが起こっても自分でできるのは応急処置だけです。DIYで直せるのではと考える方もいるかもしれませんが、雨漏りは多岐の原因が絡んでいるケースも多く、多くの場合簡単に解決できるものではありません。
雨漏り状態が長引くほど、原因究明も難しく、そして修理の規模も大きくなるため、できるだけ早めに専門修理業者へ依頼しましょう。
台風などの後は業者が混み合います
雨漏りが起こった、症状がひどくなった、台風や豪雨などの自然災害があった後に街の屋根やさんへもそうしたお問合せが増えます。お問合せをいただいた際にはすぐに駆けつけ点検をさせていただきたいのですが、件数が多くなるとお待ちいただくことになってしまうのが現状です。
さらに、点後をして工事のご依頼をいただけたとしても翌日からすぐ施工し始められるわけではないのです。大きな自然災害があった際には、応急処置用のブルーシートや建材などが不足することもあります。
雨漏りが起こっていたり屋根に被害があるまま何日も過ごすのは不安です。少しでもはやい解決のために、修理業者には早めに問合せをしましょう。
依頼の際には状況を細かく伝える
実際に雨漏りが起こっているタイミングなら状況が把握しやすく、雨漏りの原因を探るヒントになります。しかし、多くの場合、業者が点検に来てくれる時には雨漏りがおさまっているでしょう。そこで大切なのが雨漏りや被害の状況をできる限り細かく伝えることです。「ゲリラ豪雨が降ったときに雨漏りが起こった」
「そういえば強風を伴っていた」
「ボタボタと大量の雨漏りだった」
など、詳しい状況を記録しておくといいでしょう。
近ごろは、スマホで写真や動画も気軽に撮れますから、ぜひ雨漏り状況を記録しておいてください。応急処置をした後の記録もしておきましょう。それが、雨漏り原因の究明に一役買うことになるかもしれません。
雨漏り点検って何をするの?
経験豊富な業者は、状況や症状を確認すれば、どこにどのような問題があるのか予測がつきます。ある程度予測を立てたうえで、該当の箇所を目視で点検するのです。
原因が多岐に渡っていたり、水の通り道が複雑だったりすることもありますので、可能性のある所から調査を行なっていきます。それでも原因がはっきりとしない場合は、実際に水を流してみる散水調査や、温度変化を見るサーモグラフィー調査を行なうこともあります。
基本的にはお客様立ち合いで調査させていただくことになりますのでどうかご協力ください。
工場や倉庫などは長く稼働し続け建物が老朽化していることも少なくありません。結果、屋根や外壁の劣化・破損などが原因で雨漏りを起こすことがあります。工場や倉庫の修繕となると、「現場から管理者への伝達がスムーズにいかない」「規模が大きく修繕に費用が掛かる」などの理由から見過ごされるケースもあるようです。
しかし、そういった工場や倉庫こそ、資材や機械に雨の影響があっては大変ですよね?天井の高い建物では、人の手による応急処置は難しい場合もあるでしょう。
定期的な点検を欠かさず、現場で問題が起こったらすぐに専門業者へ点検・修理依頼のできる体制を整えましょう。街の屋根やさんでは、定期点検や雨漏りの応急処置はもちろん、修理検討に必要なお見積もりの作成、出来る限り稼働に影響を与えない修繕プランのご相談など承ります。
応急処置は雨漏りの解決策ではなく、漏った雨水のその場しのぎの処置でしかありません。その後に、今後雨漏りが起こらないように原因を見つけて修理しなければ、完全には直らないのです。しかし、費用が気になって修理を後回しに考えている方もいるかもしれません。雨漏り修理費用をおさえるポイントについてお伝えしていきます。
早めの修理がベスト
先ほどもお伝えしたように、雨漏り修理費用をおさえるなら、何と言っても「早めの修理」です。室内に雨漏りが起こっている場合、すでに外部からの水の浸入を許してしまっている状態です。何らかの原因が必ずあるからこそ雨漏りは起こっています。それを突き止めて修理しないかぎり雨漏りは起こり続けます。
風や雨の量、雨の降り方などで、「今日は雨漏りがそれほどひどくない」「雨漏りが止まったみたい」「昨日とは違ったところから雨漏りが…」というように雨漏りの状態に変化も見られるでしょう。一見止まった感じがする雨漏りも、実は「天井裏」「壁内」で引き続き起こっているかもしれません。
木材は濡れた状態が続くと腐食してもろくなり、お住まいの耐久性にも関わります。修理を後回しにした結果、広範囲に修理が必要となって多額のお金がかかる可能性も考えられます。早めに修理して被害を食い止めることで、少しでも費用をおさえられるでしょう。
火災保険の活用
火災保険が使える雨漏り修理もあります。火災保険の契約内容によっては、風災や雪災、雹災が対象になりますから、
「台風や強風で屋根が飛んだ」「突風で瓦がずれてしまった」というように、急な自然災害によって被害を受けた場合、火災保険が活用できるケースが多いです。
ただ
「すでに耐用年数を超えている屋根からの雨漏り」
「雨樋にゴミが詰まったことで起きた雨漏り」
「施工不良でできた隙間から雨が入り込んだ」
など、老朽化やメンテナンス不足、施工不良が原因の雨漏りは火災保険では補償ができません。
個人によって火災保険の内容はそれぞれ異なりますから、日頃から風災など自然災害が付帯しているかどうかをチェックしておくといいでしょう。
「すでに耐用年数を超えている屋根からの雨漏り」
「雨樋にゴミが詰まったことで起きた雨漏り」
「施工不良でできた隙間から雨が入り込んだ」
など、老朽化やメンテナンス不足、施工不良が原因の雨漏りは火災保険では補償ができません。
個人によって火災保険の内容はそれぞれ異なりますから、日頃から風災など自然災害が付帯しているかどうかをチェックしておくといいでしょう。
定期的なメンテナンスをする
多くの場合「屋根や外壁が傷んでいた」「劣化しているのにメンテナンスを怠っていた」などが雨漏りの引き金となっています。瓦屋根の漆喰の劣化、金属屋根の錆び、外壁のひび割れ、サッシ周りのコーキングの劣化などを放置したことが原因で強風・豪雨時に大きな被害を受けてしまうかもしれません。
定期的にメンテナンスをすることで、いざというときの被害を抑え、修理費用を抑えることにもつながるでしょう。街の屋根やさんでは点検は無料です。10年に一度は屋根やお住まいの点検をしましょう。
雨漏りが起こると本当に不安ですよね。この雨漏りは直るんだろうか、家は大丈夫なのか、心配になると思います。その心配を少しでも軽くし、大切なお住まいの被害を拡大させないためにも、まずは応急処置をすることが大事です。
バケツやタオル、ビニールシート、吸水シートなどを使って、床や壁を保護してみましょう。応急処置を少しでも早くすることで、雨漏り修理の費用もおさえることができます。しかし、雨漏りが直ったわけではないため、できるだけ早く、雨漏り修理を依頼しましょう。
街の屋根やさんでは、突然の雨漏り、原因の分からない雨漏りなどのご相談もお受けしています。雨のたびに「また水が漏ってこないか…」と不安を抱えるのは大変なことです。
街の屋根やさんでは、お客様のお話を聞きながら、しっかりとお住まいを点検し、雨漏りの早期解決に努めます。点検は無料で行っておりますので、ぜひお問い合わせください。
自分でできる雨漏り応急処置と、するべき初期対応は?まとめ
●雨漏りが発生したら、被害拡大を防ぎ、修理にかかる費用を最小限に抑えるためにも応急処置は大切です
●雨漏りの応急処置には以下が有効です
・バケツや布を使って
・吸水シートやおむつを使って
・広範囲ならビニールを使って
・漏電にも注意
●シーリングや防水テープ、板などを使っての修理はお勧めできません
●屋根などの高い場所に上がるのは大変危険ですので専門業者に任せましょう
●修理業者への依頼はお早めに、雨漏りの状況を細かく伝えることで早期の解決へつながります
●何より定期的なメンテナンスが雨漏りを防ぐ第一歩です。街の屋根やさんの無料点検にお任せください