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狭小地での屋根工事、屋根リフォーム、足場の仮設は大丈夫?
最終更新2024年3月11日
最近になり多くなったご相談内容としてこのようなものがあります。
「隣家が近くて足場仮説ができないかもしれない」
「屋根の点検をしようにも梯子がかけられないと言われた」
極論を言えばどんな住宅であっても屋根工事・屋根リフォームは出来ます。しかしそこには狭小地・狭小住宅だからこそ気を付けなければならないポイント、近隣への配慮が非常に重要になります。
狭小地・狭小住宅の屋根工事・屋根リフォームを検討した際に問題となる足場とその他の注意点に関してご紹介いたします。
「隣家が近くて足場仮説ができないかもしれない」
「屋根の点検をしようにも梯子がかけられないと言われた」
極論を言えばどんな住宅であっても屋根工事・屋根リフォームは出来ます。しかしそこには狭小地・狭小住宅だからこそ気を付けなければならないポイント、近隣への配慮が非常に重要になります。
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【動画で確認「狭小地での屋根工事は可能?」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
↓ ↓ ↓
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動画で見たいという方は是非ご覧ください!
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近年ハウスメーカー・工務店でも狭小住宅、コンパクトハウスを大々的に宣伝している場面を見ます。小さいがために比較的安価に建てられることもさながら、空いている土地にあわせて建てられるため効率が良いのです。
日本は住宅過剰社会と言われていますがまさにその通り、古い住宅は空き家として放置する為ストックだけが増え続け、空いた土地にあわせて家を建て続けることを行っています。狭小地の明確な定義はないようですが一般的に30坪(約100㎡)を指します。小さな土地に人が住むための空間を取ると、自ずと敷地いっぱいの住宅が建ちます。
この結果住宅同士の距離が近づきますので、本題のように足場が仮設できないかもしれない、梯子での点検ができないというケースは発生してしまうのです。こういった傾向は特に3階建ての狭小住宅に多く見受けられます。また以前は梯子での点検が出来たのに、テラス屋根やカーポートを設置したことで梯子がかけられなくなったケースもあります。
昔は建築に関する制限も甘く、同じように建て直そうとすれば建築不可と言われる住宅も多いでしょう。増築や改築を繰り返したことで住宅同士が近いという事もあったかもしれませんが、ご近所同士の付き合いも良好な事からトラブルが少なかったと思います。ご相談を頂くお客様も、同じ狭小地・狭小住宅であっても比較的新築・中古住宅に住まわれてご近所の様子が分からない、そもそもメンテナンスの仕方が分からないという方から伺うことが多いように感じます。
本題の狭小地で屋根工事・リフォームは出来るのか?という事ですが、住宅が建てられた時点で足場を仮設しますので、その分の距離は確保できていることがほとんどです。しかしその足場が仮設されていた部分がご自身の敷地内でないケースも当然あります。
☑ ハウスメーカーや工務店の方が隣家の方に了承を得て隣家に足場を仮設させてもらっていた
☑ 道路の使用・占用許可を申請し仮設していた
等の場合は、屋根工事・屋根リフォームを行う際にも同じ対応を取らなければなりません。
☑ 道路の使用・占用許可を申請し仮設していた
等の場合は、屋根工事・屋根リフォームを行う際にも同じ対応を取らなければなりません。
道路の占用・使用許可は各管轄先
☑ 道路使用許可は地域を所轄する警察署に申請、警察署長が許可
☑ 道路占用許可は国や都道府県、市区町村といった道路管理者に申請、各道路管理者が許可
することで足場仮設が可能ですので大きな問題はありません。また施工実績数が多い屋根工事・リフォーム業者であれば代行申請も数多く行っていますのでご自身で何かをされる必要もないかと思います。
☑ 道路使用許可は地域を所轄する警察署に申請、警察署長が許可
☑ 道路占用許可は国や都道府県、市区町村といった道路管理者に申請、各道路管理者が許可
することで足場仮設が可能ですので大きな問題はありません。また施工実績数が多い屋根工事・リフォーム業者であれば代行申請も数多く行っていますのでご自身で何かをされる必要もないかと思います。
隣家の場合も当然許可を取らなければなりません。私たち街の屋根やさんでは工事前のご挨拶の段階で、どこに足場が建つのか・何日に作業を行いいつ撤去するのかといったご説明の上ご了承を頂いております。また仮設前の状況確認と鉢植え移動などの対応、足場撤去時の確認を徹底しています。
多くの場合がお互い様です。敷地が近い分、どちらかのお住まいをメンテナンスする場合はどちらかの敷地に仮設しなければならない状態ですので、快く了承を頂けることがほとんどです。また隣家の方とメンテナンス時期を合わせ、足場を共用やリフォーム会社への価格交渉をされる方もいらっしゃいます。
続いては点検です。屋根に被害が出ているかどうかの確認をするためだけに、足場を仮設しなければならないと言われても中々決断出来ませんよね?この場合最善の選択はドローンを持っている業者への点検依頼です。リアルタイムで屋根の状況を確認できますので、足場の必要有無を判断することが可能です。注意点としては飛行禁止区域があること、また住宅密集地域上空等は航空法に基づいた手続きと許可が必要です。ドローンが簡単に手に入るようになりましたが、簡単にどこでも飛行させることが出来るわけではありませんのでご注意ください。
稀に、点検にお伺いしたお住まいと隣家との距離が30㎝にも満たない、人が横を向いて通ることもできない距離というケースが発生します。この場合もし状態を見ることができたとしても施工が出来るかどうかが課題です。一般的に住宅間の距離があるお住まいでは支柱や手摺、踏板を組み合わせる楔(くさび)式足場が仮設されます。踏板が利用できない距離の場合は足場板を使用した単管足場を組むことで作業が可能ですが、人が通ることもできない場合は施工自体が不可能ですし、もし足場を組むことが出来たとしても、職人が
満足に作業が出来ず、施工品質も落ちてしまう可能性があります。
隣家が建て壊しなどをされない限りはメンテナンスが出来ませんし、隣に建築される場合などは予め「建築前に外装メンテナンスをしておきたい」と相談をしておきましょう。
お住まいによって施工時の注意点は異なりますが、狭小地・狭小住宅に共通する注意点をいくつかご紹介します。工事後に「気を付けていればよかった…」と考えても後の祭りです。施工前に施工業者がどのように対応するのか、どのようなことに注意しておけばトラブルを避けられるのかをあらかじめ注意しておきましょう。
工事前挨拶
何事も一時が万事。工事前のご挨拶はどのようなお住まいであっても最も大事なポイントです。私たち街の屋根やさんはもちろん施工業者は必ず挨拶に伺うと思いますが、挨拶に来なかったという1点だけで、なにかあったときにトラブルに発展することもありますので、今後のご近所関係を良好に保つ為にも工事前に会った段階でお声掛けだけでもするよう心がけておきましょう。
※コロナ禍におきまして、近隣挨拶にも私たち街の屋根やさんは柔軟に対応させて頂いております。ソーシャルディスタンスの観点から、対面でのご挨拶を控えさせていただく場合もございます。ポストへの投函でのご挨拶も行わせていただく場合もございます。
水や埃の飛散防止対策(メッシュシートや養生)
屋根塗装・屋根葺き替え工事などでは特に水や埃の飛散が生じます。住宅同士が近い場合は尚更、隣家にまで影響が及ぶ可能性がありますので飛散防止用のメッシュシートは必須です。初めてメンテナンスをされる方は、足場仮設費用にメッシュシートが含まれていると思う方もいるかと思いますが、別途というケースが多いかと思います。施工前にはメッシュシートがあるのか、状況に応じてお隣の自動車などへの養生対応は可能か?なども確認しておきましょう。
塗料の臭い
近年塗料の性能は飛躍的に向上し、シンナーで希釈する油性(溶剤)塗料ではなく水で希釈する水性塗料が注目されており、外壁塗装では水性塗料が圧倒的に人気です。一方屋根は壁よりも過酷な環境下に晒されている事と、水性塗料よりも耐久性が優れている点を考慮して油性(溶剤)塗料が使用される機会も増えて参りました。
屋根塗装時の臭気は一気に空中に分散される為、気になる程度ではありませんが感じ方は人それぞれです。小さなお子さんやペットがいるご家庭で気にされている方から、ご質問・ご相談を頂くこともありますので周辺の様子を見ながら決めていくと安心です。
施工業者の心配り(会話・騒音)
足場仮設時、屋根工事、高圧洗浄等、工事中には作業を円滑に進めるための声掛けや施工時の騒音は必ず発生します。この点に関しては仕方がありませんが、無駄な会話が多い・怒鳴り散らすような声はご近所からすれば迷惑以外の何物でもありません。
夜勤の方、子育て中の方、このご時世リモートワーク中の方もいらっしゃるでしょう。このような事は当然業者が気を付けることですが、ご近所様からすればその業者を選んだ方と判断されます。モラルや常識を最低限守り、ご近所様への心配りが出来る、してくれると判断した業者に工事を依頼するよう気を付けましょう。
今回はお住まいの皆さんが不安・疑問を抱きやすい狭小地・狭小住宅の特徴や注意点をご紹介いたしました。工事中は周りにお住まいの方にも少なからず影響が出ますが、狭小地・狭小住宅だからこそより一層気を使わなければならない部分も出てきます。
特に足場仮設は外装工事・リフォームの度に必要となりますのでやはりネックです。補修の度に何度も仮設するのも費用の無駄ですし、お隣の方にとってもストレスです。だからこそ狭小地・狭小住宅にお住まいの方はメンテナンスをまとめて行う事が要求されます。一度で住宅全体を見直すことが出来れば足場も1度、長期的に見たトータルコストも最小限に抑えられます。
外装のメンテナンスは屋根工事や外壁塗装だけではありません。雨樋交換や軒天張替でも足場の仮設は必須になります。おそらくそれが初めてのメンテナンスであれば「足場は仮設できるの?」「点検はしてもらえるの?」と同様のお悩みを感じられるかと思いますので、その際に住宅全体の状態を確認し、しておくべきメンテナンスを行うよう心がけていきましょう。
また常日頃お隣の方と円滑なコミュニケーションをとられている方は、いつ頃メンテナンスを行うのか?といった予定を話しておくことで、足場の共有やあえて施工時期をずらしてのメンテナンスも可能です。
私たち街の屋根やさんではお客様との10のお約束とマイスター制度を徹底し、お客様のお住まいに対する不安を解消いたします。お客様が不安を感じやすいご近所様への対応、書類の申請、施工中の対応等もしっかりサポートさせていただきますのでご安心ください。お住まいの状態が気になる、メンテナンスに関してのご相談等がございましたらお気軽に私たち街の屋根やさんへご相談ください。
狭小地での屋根工事、屋根リフォーム、足場の仮設は大丈夫?まとめ
●住宅過剰社会と呼ばれる現在ですが、今後狭小地・狭小住宅はさらに増加することが予想されます。お隣の少しの土地にも住宅が建つという事も十分にあり得ますし、今後メンテナンスで考えなければならないことも発生する可能性があります。
●狭小地・狭小住宅であっても建築時に足場を仮設していたことから、足場が仮設できるケースがほとんどです。しかし隣家や道路に足場を仮設しなければならない可能性もありますので、その場合は必要な申請・対応等を確認していきましょう。
●梯子がかけられない形状の場合は、ドローンを持つ屋根工事業者に点検を依頼することで補修が必要かどうか、足場を仮設する必要があるかの確認が可能です。
●隣家の建築・改築・建て壊しはお住まいのメンテナンス時期を決めるポイントになります。隣家が建築することでお住まいのメンテナンスが出来なくなる可能性もあるためしっかりチェックしましょう。
●狭小地・狭小住宅だからこそ特に施工前から工事完了まで注意しなければならないポイントがいくつかあります。今後ご近所トラブルを発生させないためにも工事前の挨拶や施工業者の選定までしっかり取り組みましょう。
●狭小地・狭小住宅に限ったことではありませんが、足場の仮設はメンテナンスの負担になります。特にご近所様に配慮が必要なケースでは何度も仮設することもできません。屋根に限らず住宅の状態をしっかり確認し、しておくべきメンテナンスはまとめて行っておきましょう。
●私たち街の屋根やさんは10のお約束とマイスター制度を徹底し、お客様にとって最善のご提案、施工をさせていただきます。狭小地だから、狭小住宅だからと不安を感じていらっしゃる方はお気軽にご相談ください。