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スレートの欠けや割れは補修が必要?レベル別補修方法
スレート屋根材がひび割れている、欠けているのを発見した。
補修した方が良いのか?
雨漏りの心配はあるか?
補修にはいくらくらいかかるのか?
とお悩みの方へ。
スレートの補修には劣化状況に応じた対処方法が必要です。
劣化状況に応じた最適な補修方法と無駄な費用を掛けないベストなリフォームをご紹介します。スレート屋根の破損や劣化による補修を迷っている方は、ご参考にしてください。
補修した方が良いのか?
雨漏りの心配はあるか?
補修にはいくらくらいかかるのか?
とお悩みの方へ。
スレートの補修には劣化状況に応じた対処方法が必要です。
劣化状況に応じた最適な補修方法と無駄な費用を掛けないベストなリフォームをご紹介します。スレート屋根の破損や劣化による補修を迷っている方は、ご参考にしてください。
屋根の点検とお見積もりは無料です。ご自身で屋根に上がるのは大変危険ですから、ご不安な点があればまずはご相談ください。→メールでのお問い合わせはこちら
屋根のスレートが割れたり欠けたりしているのを見つけた。大切なお住まいの屋根ですから、不安ですね。雨漏りにならないだろうかと心配にもなります。このまま放置してどれくらい持つのだろうか、部分的な補修で何とかなるだろうか、いっそのこと葺き替えか屋根カバー工法で新しい屋根材に変えてしまうのも良いけれど費用はどれくらいかかるのか心配…などいろいろ考えてしまうと思います。
街の屋根やさんでは、現在の状態を確認し、ご希望なども伺ったうえで補修工事のご提案をさせていただいています。まずはよくあるスレート屋根材の劣化状況レベル別にどのような補修方法があるのかご案内します。
☑ 部分的な補修…数万円~
スレートのひび割れや小さな欠けは、スレート屋根材の劣化症状のひとつです。長時間照りつけられた紫外線によってスレートの表面にある塗膜が劣化し、防水性能が落ちるのです。
雨水を吸収したスレートは晴れた日には乾燥して収縮し、雨の時にはまた水を吸い込んで膨張します。それを繰り返すことで変形したり、素材が弱くなったりすることでひび割れは起こります。そのままにしておけばひび割れも次第に大きくなってしまいますし、風で飛んできたものが当たれば簡単に欠けてしまうでしょう。
それを防ぐためにはひび割れが小さい間にコーキング材や専用の補修材での補修がおすすめです。ひび割れが大きくなってからでは補修も長持ちしませんが、軽微なひび割れであれば当面のリスクは減少するでしょう。
スレートのひび割れや小さな欠けは、スレート屋根材の劣化症状のひとつです。長時間照りつけられた紫外線によってスレートの表面にある塗膜が劣化し、防水性能が落ちるのです。
雨水を吸収したスレートは晴れた日には乾燥して収縮し、雨の時にはまた水を吸い込んで膨張します。それを繰り返すことで変形したり、素材が弱くなったりすることでひび割れは起こります。そのままにしておけばひび割れも次第に大きくなってしまいますし、風で飛んできたものが当たれば簡単に欠けてしまうでしょう。
それを防ぐためにはひび割れが小さい間にコーキング材や専用の補修材での補修がおすすめです。ひび割れが大きくなってからでは補修も長持ちしませんが、軽微なひび割れであれば当面のリスクは減少するでしょう。
ひび割れに沿ってコーキングや補修材を充填し、屋根材とフラットになるように平らに伸ばしていきます。補修にかかる費用の相場は、大きさや数にもよりますが数万円から可能です。
少しのひび割れだからといって補修しないで放置しておくと、前述の通りスレート屋根材そのものが水を吸収し劣化が一気に進んでしまいます。
また、ひび割れが起こるということは塗膜が劣化してきている可能性が高いですから、補修のタイミングで全面塗装をするとより長持ちさせることができるのでおすすめしています。
街の屋根やさんは、補修で済むひび割れなのか、部分的にでも張り替えが必要なのかを点検にて判断し、お客様にご納得いただけるようご説明をさせていただきます。
施工例
ちょっとした割れの補修が劣化の抑制に
スレート屋根の点検にて小さな割れがところどころに見られました。
ひとつひとつには大きな問題がなくてもこうした小さな問題から屋根の劣化が始まりますのでしっかり補修しておくことが大切です。
併せて、板金のジョイント部分や、緩んで飛び出した棟板金のビス補修などもさせていただきました。
欠け落ちたスレートをシーリング材で応急処置
欠けたスレート屋根材の破片が雨樋に引っかかっていました。
接着力を良くするため、欠けた部分の汚れを落とし、目立ちにくいよう屋根材と同じ色のシーリング材で接着・補修いたしました。こうした補修箇所は将来的にシーリングが劣化するとまた剥がれる可能性があり応急処置的な対応となりますが、こちらのアパートのオーナー様にはお喜びいただきました。
無数のひび割れができてしまったスレート屋根補修と塗装メンテナンス
スレート屋根の経年劣化でひび割れが各所に見られました。ひび割れを補修後に塗替えで保護します。すでに強度が低下しているスレート屋根を注意しながら洗浄し、ひび割れをシーリング材で補修しました。ぱっと見では分かりませんがたくさんのひび割れ箇所がありました。
シーリング硬化後、やはり慎重にファインパーフェクトベストで塗装、補修跡が目ただなくなりピカピカの屋根になりました。
雨漏りの心配は?
通常、スレートが割れただけでは即座に雨漏りすることはありませんのでご安心ください。雨をシャットアウトしているのはスレートの下にある防水紙です。スレートはその防水紙に雨がかからないよう、重ねるように施工されています。少々の割れや欠けでは心配はないでしょう。ただし補修せず放っておくとだんだんと下地までダメージを受けることになりますから、早めに補修をご相談ください。
☑ 部分的な張替え…数万円~数十万円+足場
ひび割れや小さな欠け程度なら、上記のようにコーキング補修やその後の全面塗装をおすすめしますが、スレートが大きく割れたり欠けたりで欠損している、剥がれている場合にはそれができません。
原因としては、強風で飛来物が衝突した、経年劣化による少しの割れや浮きが台風であおられてしまった、ということが考えられます。
スレートが数枚割れてしまった場合、その部分だけ新しくすれば良いのでは?と思われるかもしれません。しかしスレート屋根材は軒先から順に釘にて固定されているため、日本瓦のようにかけた瓦のみを差し替えようとすると、その下の防水紙まで傷めてしまう恐れがあるので推奨できません。
被害部分だけを補修する場合でも、該当のスレートと干渉するスレートは全て剥がして新しくする必要があります。
ひび割れや小さな欠け程度なら、上記のようにコーキング補修やその後の全面塗装をおすすめしますが、スレートが大きく割れたり欠けたりで欠損している、剥がれている場合にはそれができません。
原因としては、強風で飛来物が衝突した、経年劣化による少しの割れや浮きが台風であおられてしまった、ということが考えられます。
スレートが数枚割れてしまった場合、その部分だけ新しくすれば良いのでは?と思われるかもしれません。しかしスレート屋根材は軒先から順に釘にて固定されているため、日本瓦のようにかけた瓦のみを差し替えようとすると、その下の防水紙まで傷めてしまう恐れがあるので推奨できません。
被害部分だけを補修する場合でも、該当のスレートと干渉するスレートは全て剥がして新しくする必要があります。
場合や場所によっては広範囲の工事が必要になる場合があります。そうなれば部分交換よりも、長い目で見て葺き替えやカバー工法を検討した方が有効な補修になるかもしれません。お客様から部分交換で安く仕上げて欲しいとのご要望をいただくこともありますが、劣化が進んでいるスレート屋根は今後も不具合を起こす可能性も高いです。部分的な交換でも広範囲になれば足場も必要になりますから、それだけで費用も掛かります。ご相談のうえで、部分的な張替えにするか、全面の葺き替え・屋根カバー工法にするか、決めていきましょう。
施工例
スレート2枚と棟板金を一部交換で補修
スレートの一部が割れてしまったとのことで修理のご依頼です。割れた2枚と、その箇所にかぶさる棟板金を撤去し新しく交換です。スレート屋根材は規格がほぼ変わらないので、全く同じものが用意できない場合でも、リニューアル品や似たもので対応可能です。
棟板金は寒暖差で釘が浮いてくることがよくありますので、今回は抜けにくく錆びにくいステンレス製ビスにて固定いたしました。
割れたスレート屋根補修のため下屋の一面を張り替え
エアコンのドレンホースの影響でスレートが割れ、補修の跡がありますがひび割れが進行しているようでした。
スレート屋根材を剥がしてみると下葺きの防水紙には傷みがなかったので、この一面のみを新しい屋根材にて補修。原因となったドレンホースも固定して干渉を防ぐようにいたしました。
☑ 屋根カバー工法…80万円~130万円程度+足場
☑ 屋根葺き替え…100万円~200万円程度+足場
※一般的な30坪の戸建て住宅の場合、状態や使用する材料によって変わります。
スレートが広範囲に割れていたり剥がれていたりしている場合は、葺き替えや屋根カバー工法を選択することをおすすめします。
台風や強風によりスレートが大きく剥がれてしまった場合や、小さな割れでも至るところに症状が出ているなら、スレート自体が経年劣化により傷みが激しくもろくなっている可能性が大きいのです。その状況なら葺き替えや屋根カバー工法のリフォームをするタイミングといえます。
☑ 屋根葺き替え…100万円~200万円程度+足場
※一般的な30坪の戸建て住宅の場合、状態や使用する材料によって変わります。
スレートが広範囲に割れていたり剥がれていたりしている場合は、葺き替えや屋根カバー工法を選択することをおすすめします。
台風や強風によりスレートが大きく剥がれてしまった場合や、小さな割れでも至るところに症状が出ているなら、スレート自体が経年劣化により傷みが激しくもろくなっている可能性が大きいのです。その状況なら葺き替えや屋根カバー工法のリフォームをするタイミングといえます。
屋根は家の中で最も過酷な条件で毎日家を守っている場所なので、当然ですが劣化が激しい場所です。部分補修で安くしますという業者も中にはいますが、価格だけで決めてしまうのは危険かもしれません。今後も長く住むお住まいであれば、何十年先まで維持できる有効な方法を考えていきましょう。
街の屋根やさんはこれまでの豊富な施工経験から、お客様にとってどんな補修工事が一番有益か判断しご提案いたします。
施工例
台風で剥がれてしまったスレート屋根に屋根カバー工法
台風時に大部分が飛散してしまったスレート屋根。既にグリーンの防水紙が見えている状態です。しばらくはブルーシートをかけて応急処置としていたとのことですが、屋根カバー工法による全面補修を行うことになりました。
新しい屋根材は金属で軽量のスーパーガルテクトです。約45坪で135万円程度の工事でした。一年近く放置してしまって不安な状況だったのが解消されてお喜びいただきました。
築20年、経年劣化の多いスレート屋根をROOGAに葺き替え
数年前に行ったクラック補修の跡が黒く目立っています。今回はさらにスレートの劣化が気になってきたとのことで、築20年でリフォームにも良い時期であることから、屋根葺き替えや外壁塗装などを行いました。
台風時の強風によりスレートが飛散し補修が必要になってしまった、というようなケースでは、ご加入の火災保険が活用できるかもしれません。火災保険は火災だけでなく、多くの場合「風災」による被災も補填してくれます。
実際に保険金が下りるのか、どのくらいの金額になるのかについては、申請後の保険会社の判断になります。街の屋根やさんでは申請に必要な写真撮影や書類作成のサポートをさせていただきますので、保険利用をお考えの際はその旨お伝えいただき、ご相談ください。
スレート屋根の耐用年数
スレート屋根の耐用年数はおよそ20〜30年です。そのくらいの築年数で葺き替えや屋根カバー工法を検討する方も多いです。そもそもスレートとは、セメントを主成分とした屋根材なので10年ごとに塗装のメンテナンスが必要です。塗装をすることで表面の撥水性を復活させ、スレートを長持ちさせます。小さなひび割れなどもその時に補修できます。それを引き伸ばしていると一気に劣化が促進します。
スレート屋根は、下葺きとして防水紙が敷かれています。この防水紙にも寿命はあり、やはり20~30年程度です。この点でも、耐用年数の過ぎたスレート屋根は全面リフォームをおすすめします。
スレートは家の周囲の環境によっても耐用年数が異なってきます。紫外線の強い地域や台風が多い地域、雨や強風にさらされることが多い地域、また日陰になりやすいなどでも様々です。
無料点検で状態を確認し補修やリフォーム工事の方法をご提案させていただきます。
スレート屋根の中でも注意したい屋根材があります。それはパミールやコロニアルNEO、その他ノンアスベストの一部のスレート屋根です。
これらのスレート屋根は補修や塗装ができない屋根で、もっと詳しくいうと塗装しても意味がない屋根材なのです。
1990年代後半~2000年代初頭、当時危険性が叫ばれていたアスベスト規制もあり、ノンアスベストの屋根材が登場し始めました。しかしその中で一部の屋根材は、経年とともに著しい割れや剥離・欠損が報告されています。こうしたスレートには部分的な補修や塗装メンテナンスはできません。材質がもろいため補修や塗装をしてもすぐに割れたり欠けたりするスレートというわけです。
補修や塗装出来ない、おすすめできない代表的なスレート屋根材
製品名 | メーカー | 塗装できない理由 |
パミール | ニチハ | 層状剥離 |
レサス | 松下電工 | ひび割れ・欠損 |
シルバス | 松下電工 | ひび割れ・欠損 |
コロニアルNEO | クボタ | ひび割れ・欠損 |
アーバニーグラッサ | クボタ | ひび割れ・欠損 |
ザルフグラッサ | クボタ | ひび割れ・層状剥離 |
このようなスレート屋根材を使用している場合には、葺き替えもしくはカバー工法をおすすめしています。
前述の規制以前には、スレートを強くするためアスベストが多く使われていました。ご自宅のスレート屋根にアスベストが含まれていることが判明したからといって、すぐに撤去処分する必要はありません。解体しなければ、アスベストが飛散し周囲に被害が広がることはないからです。
もしアスベスト含有スレートを撤去するのであれば、解体費用と処分費用が高額になります。アスベストが含まれている場合は飛散しないように撤去するマニュアルがあり、手作業で剥がしていく必要があります。そのための人件費とアスベストを処分する産廃費用が多く必要なのです。そのためアスベストが含有しているスレート屋根が劣化してしまった場合は、撤去の必要ない屋根カバー工法でのリフォームがおすすめです。
現実にはアスベストの含有したスレート屋根材が残ってしまう問題があります。将来的にもし解体・撤去することになればその時に定められた費用がかかることになりますのでご注意ください。
アスベスト含有スレートかの見分け方
アスベストが含まれているスレート屋根は建設された時期で判断することができます。アスベストが危険な成分といわれていたのが1970年代後半ぐらいで、様々な建物や建材に使用されてきました。一戸建て住宅でも、アスベストを含む建材の出荷が禁止された2004年を境に、スレート屋根材にアスベストが含有しているのかが判断できます。またメーカーや商品名を検索することでアスベストが含まれているのかを判断することができます。メーカーのホームページや国交省のサイトで品番を検索し確認することも可能です。
建築した住宅会社に確認すれば調べてくれるので聞いてみるのも良いでしょう。
令和4年4月1日より、建築物等の解体・改修工事を行う施工業者は、大気汚染防止法に基づき石綿(アスベスト)含有建材有無の事前調査結果を都道府県等に報告することが義務づけられています。 街の屋根やさんでは、基準に則った正しい調査・報告を実施しております。
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スレート屋根の補修といっても、方法や規模は、現在の状態によって大きく変わります。また、スレート屋根材そのものではなく、頂部の棟板金などのメンテナンスも必要です。
ご自宅の屋根に不具合があったり、破損が見られたりするとご不安だと思います。すぐに修理しなければいけないかもしれない、でも費用はどうしよう?と大変慌てた様子でご相談のお電話をいただくこともあります。街の屋根やさんでは、点検とお見積もりは無料です。屋根の状態を確認し現状をご報告、必要な補修や工事の方法について、ご相談のうえでご提案させていただきます。
屋根のスレートが割れているみたいだけれどどうすれば?
台風の後の点検・補修をしてほしい。
スレート屋根の補修も街の屋根やさんまでお問合せください。
スレートの欠けや割れは補修が必要?まとめ
●スレートのひび割れや小さな欠けであればシーリングや補修材で補修が可能です。早めに対処しておきましょう
●スレートの下には防水紙が敷いてありますので、スレートが破損しただけですぐに雨漏りの心配はないでしょう
●スレートの大きな割れや剥がれは、部分的な差し替えが可能です。ただし場所によっては大規模になってしまうので屋根葺き替えや屋根カバーを検討しても良いでしょう
●台風などでスレート屋根が広範囲に剥がれてしまったような場合には、屋根葺き替えや屋根カバー工法などの全面補修をご案内します
●一時期のノンアスベストのスレート屋根材はもろく問題を抱えているものがあります。このようなスレートに補修や塗り替えをしても長持ちしません
●スレート屋根は屋根材だけでなく棟板金などのメンテナンスも必要です。気になる点があればお問い合わせください