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建材のアスベスト問題について
【動画で確認「建材のアスベスト問題」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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動画で見たいという方は是非ご覧ください!
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そもそもアスベストって何なのでしょうか?
鉱石が繊維状に変化した鉱物の総称です。石綿とも呼ばれ、昔は学校の理科室にも石綿金網としておいてありました。その繊維の太さは髪の毛の5000分の1程度です。無機物ですから、非常に耐久性に優れています。
また耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性などに優れており、価格も安かったことから、様々なものに加工され、いろいろな製品が作られました。
アスベストって何が問題なの?
ドイツでは第二次世界大戦前から肺癌の原因となる可能性のあることが指摘されていましたが、大戦中や大戦後の混乱もあってしばらくは話題になりませんでした。1970年代に入るとアメリカで健康被害に対する訴訟が巻き起こります。
アスベストによる健康被害
アスベストは前述の通り、髪の毛の5000分の1程度の太さで、肺に入った場合、排出されるのが非常に難しく、生体内で分解もできないとされています。
このことにより、中皮腫や発癌性が高まるとされています。
中皮腫…胸膜にできる腫瘍で悪性と良性のものがある。アスベストは悪性中皮腫を引き起こすとされている。
肺癌…アスベストの被曝により発癌性が高まると言われている。
アスベストに対する規制
日本では1975年から段階的に規制が強化されてきました。
1975年 | アスベストの吹き付け原則禁止 |
1985年 | 水道用石綿セメント管生産中止 |
1989年 | 大気汚染防止法改正で石綿が規制対象に |
1991年 | 廃棄物処理法改正(飛散性石綿含有廃棄物を特別管理) |
2004年 | 石綿を1%以上含む製品の出荷が原則禁止 |
2006年 | 石綿を0.1%以上含む製品の出荷が原則禁止 |
2012年 | 石綿を完全に製造禁止 |
石綿が完全に製造禁止になったのは2012年のことです。
「じゃあ、つい最近まで使われていたの?」という疑問が湧いてきます。確かに使われていましたが、ご安心ください。破壊しない限り、アスベストが飛散することはありません。
水道水に含まれていると聞きましたが…
何でも石綿セメント管が水道管にも使用されており、その関係で水道水にも含まれていると聞きましたが、本当ですか。飲んでも大丈夫ですか。
水道管に石綿セメント管が使われていたことは事実ですが無害です。
水道管に石綿セメント管は撤去が進んでおりますが、まだ一部で使用されています。石綿は呼吸時に肺に入ることが問題なのであって、世界保健機関(WHO)や厚生労働省の見解では飲んでも問題ないとされています。
アスベスト含有の建材か知りたい
自分の家に使われている建材にアスベストが入っているかどうかを調べる方法はありますか。
国土交通省のホームページなどで検索ができます。
メーカーと品番が分かれば国土交通省のホームページや日本石綿協会、ロックウール工業会、石膏ボード工業会のホームページで調べることができます。
築15年のスレート屋根、アスベストは入っているでしょうか
21世紀を記念して2001年に家を建てました。
屋根はコロニアルです。アスベストは入っているでしょうか?
入っていますが、ご安心ください
破砕しない限り、飛散することはございませんので安心してお過ごしください。
古い近所の工場が屋根も外壁もスレート、アスベストが心配
家の近くに数十年前から工場が建っています。
屋根も外壁も波型のスレートが使われており、アスベストが心配です。
大丈夫ですので、安心してください
アスベスト入りの建材は丈夫ですので、古くて見た目が悪くても頑健です。破壊されない限り、飛散することはありません。心配なようでしたら、お住まいの自治体へご相談ください。
訪問業者にアスベスト入りの建材だから肺ガンで死ぬといわれました。
屋根も外壁もアスベスト入りの建材だから、家族全員はおろかご近所を巻き込んで全員肺ガンで死ぬといわれました。不安です。
アスベスト曝露の肺ガンリスクは喫煙の2分の1以下です
アスベストの浮遊と飛散が問題であって、通常の使用環境ではそんなことは起こりません。
喫煙の方が肺がんになる可能性が高いというデータもあります。
私たちがお客様へお伝えしたいこと
飛び込みでお住まいを訪問してくる業者の中には、
「アスベストが入った建材がたくさん使われているからリフォームした方がいい」
「このままだとアスベストでご近所にも迷惑をかけてしまう」
と嘘を語る人もいます。
よほど建物の老朽化が進まない限り、アスベストが飛散する可能性はほとんどありません。普通に暮らしている限り、問題はないのです。
「室内のリフォームだったら雨が降っても大丈夫だからDIYでリフォームにチャレンジしたい」という方もいると思います。
ちょっと待ってください。
壁を壊したりするリフォームはアスベストが入っている可能性もあるので、やめておいた方がよいでしょう。モルタルに石綿が混ぜられている可能性もあります。成分が明らかでない場合は手を出さない方が無難です。
アスベストが入った建材はあらゆるところに用いられています。老朽化や劣化で崩れるような状態ではアスベストが飛散する可能性もありますが、それ以外の状態では問題ありません。
建物でアスベスト含有の建材が使われている可能性がある 部位一覧
外装材 | 屋根・外壁・軒天井・ピロティ・ベランダ隔壁・外装目地 |
内装材 | 居室天井・居室壁・間仕切り・床・台所天井・台所壁・トイレ天井・トイレ壁・浴室天井・浴室壁・廊下天井・廊下壁・駐車場天井・巾木・階段裏 |
耐火被覆材 | 鉄骨柱はり・デッキプレート・カーテンウォール |
設備 | 煙突・臭気抜き・給排水管 |
その他 | 仕上げ材・下地材 |
令和4年4月1日より、建築物等の解体・改修工事を行う施工業者は、大気汚染防止法に基づき石綿(アスベスト)含有建材有無の事前調査結果を都道府県等に報告することが義務づけられています。
街の屋根やさんでは、基準に則った正しい調査・報告を実施しております。
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