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立平葺きで雨漏りや地震に強い屋根へ!縦葺きのメリットとは
軽量で地震に強いといわれるガルバリウム鋼板などの金属屋根。
中でも現在、新築でも採用され、注目されているのが立平葺きです!
地震国日本では大きな地震が起きる度に金属屋根が注目されてきました。
特に近年では、錆に強く耐久性の高いガルバリウム鋼板が使用され、屋根葺き替えや屋根カバー工法などの屋根リフォームはもちろんのこと、新築でも採用されるケースが増えています。
その中でも現在、注目されているのが立平(たてひら)葺きです。大手ハウスメーカーも新築で採用しており、外壁が金属サイディング、屋根が金属という戸建て住宅も増えてきました。
・軽くて丈夫な屋根がいい
・雨漏りに強い屋根にしたい
そのような方におすすめな立平葺きとはどのような屋根なのか、その特徴をご紹介します。
中でも現在、新築でも採用され、注目されているのが立平葺きです!
地震国日本では大きな地震が起きる度に金属屋根が注目されてきました。
特に近年では、錆に強く耐久性の高いガルバリウム鋼板が使用され、屋根葺き替えや屋根カバー工法などの屋根リフォームはもちろんのこと、新築でも採用されるケースが増えています。
その中でも現在、注目されているのが立平(たてひら)葺きです。大手ハウスメーカーも新築で採用しており、外壁が金属サイディング、屋根が金属という戸建て住宅も増えてきました。
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・雨漏りに強い屋根にしたい
そのような方におすすめな立平葺きとはどのような屋根なのか、その特徴をご紹介します。
【動画で確認「立平葺き」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
↓ ↓ ↓
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動画で見たいという方は是非ご覧ください!
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人気のガルバリウム鋼板製の金属屋根にリフォームするなら「立平葺き」はいかがでしょうか。●雨漏りのリスクを最小限にしたい
●軽量な屋根で地震対策をしたい
●屋根リフォーム費用を抑えたい
立平葺きの屋根はこのような方におすすめです。
立平葺きは金属(ガルバリウム鋼板)によるシンプルな造りの屋根です。ガルバリウム鋼板製屋根は軽くて耐久性が高いため人気上昇中。
棟から軒先まで長尺な1枚の板金を配置し固定していく造りで、施工性もメンテナンス性も良く、それでいて雨漏りに強いという非常にコストパフォーマンスに優れた屋根の葺き方といえるでしょう。
そのシンプルな見た目が簡素に映るか、モダンに映るかは人それぞれでしょう。立平葺きには他の金属屋根と同じメリットの他、立平葺きならではの長所が存在します。
1. 心木を使用しないのでメンテナンス性に優れている
見た目のよく似た瓦棒葺きという屋根があります。瓦棒葺きは心木(木材)を使用するため、万が一、屋根材の裏に雨水が浸入してしまった場合、心木を腐食させてしまうことがあります。
一方、立平葺きは金属だけで造られています。継ぎ目も板金を折り曲げることでかみ合わされていますから、そもそも水が入り込むリスクが少なく、ガルバリウム鋼板なら錆にも強いのでメンテナンス性が良いのです。→瓦棒葺きとの違いは?
2. ガルバリウム鋼板なので耐用年数が長い
金属にとって最大の敵は錆です。以前は金属屋根といえばトタンがよく使われていましたが、現在は主にガルバリウム鋼板が使われます。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム、亜鉛、そしてシリコンでめっきされ、錆に強い鋼板です。ガルバリウム鋼板を製造する日本製鉄では、ガルバリウム鋼板は亜鉛鋼板(トタン)の3~6倍の耐久性を持つとしています。
環境や立地、メンテナンスにもよりますが、20年以上の耐用年数が期待できます。
3. かまぼこ屋根(アール屋根)に使用できる
何と曲面にも葺けるという多様性。金属であるガルバリウム鋼板なら折り曲げ加工にも柔軟に対応可能。そして心木を使用しないからできる芸当です。街中で見るかまぼこ屋根は立平葺きであることが多いのです。
半円型であるかまぼこ屋根は各部分で勾配が変化します。頂上付近の勾配はほぼゼロなので水切れが悪く、雨漏りリスクが高いと言われています。そういった意味でも防水性に優れた立平葺きが向いているのです。
4. 屋根材の中でも最軽量
屋根材の中で最も軽いのがガルバリウム鋼板製屋根(金属屋根)です。一般に、1㎡あたりの屋根の重さは「瓦=約60㎏」「スレート=約20㎏」と言われます。
そして立平葺き1㎡あたり何と4kg~(断熱材なし)。成型された金属屋根材が5~6kgですから、立平葺き以外の金属屋根と比べても20%以上も軽いのです。屋根の軽さは地震の揺れへの強さに直結します。
5. 屋根葺き替えで地震に強いお家にできる
前述のように軽い金属屋根材の中でも最軽量なのが立平葺きです。最近は大地震への懸念から地震対策として屋根をリフォームで軽量化する方が増えています。地震があった際のニュース映像などで屋根材が落ちる様子などを見てご不安に思う方が多いのです。
瓦屋根はもちろんのこと、1㎡あたり約20kgのスレートや1㎡あたり約13kgのアスファルトシングルから葺き替えても、地震に強いお家になります。
屋根が重いと重心位置も高くなり、地震時に大きく揺れるようになります。屋根が軽ければ、地震の時もそれだけ揺れ難くなるのです。また、もともと重い屋根材に耐えられるよう設計されて建てられたお住まいですから、その屋根が軽くなることでお住まい全体への負担も軽減されます。これだけ軽量なら屋根葺き替えにも、二重屋根になる屋根カバー工法にも安心して使えます。ガルバリウム鋼板の屋根が人気なのにはこうした理由があるのです。
6. 防水性能が高い
見た目で分かるように、立平葺きは、屋根の頂点から軒まで一枚の長い板金で作られます。上から流れてくる雨を遮るものがありません。スレートや横葺きの金属屋根では何枚もの屋根材を使用しますので、その端や継ぎ目に雨がたまるリスクがあります。それに比べ立平葺きは漏水しにくいのです。そしてガルバリウム鋼板は金属なのでもちろん水を通しません。立平葺きはその形状と特徴から排水性能は極めて高く、雨漏りしにくい屋根と言われています。
屋根には勾配(傾斜)が急な屋根、緩い屋根とありますね。勾配が急なら雨も流れやすいのはご想像いただけると思います。逆に勾配が緩い、平らに近い屋根だと雨が停滞しやすく雨漏りリスクも高まります。そこで立平葺きなら緩い勾配でもそのリスクをカバーできるのです。
屋根の勾配は数字で表されますが2寸未満の緩い勾配の屋根でも立平葺きは施工可能です。
1. 複雑な形状の屋根には使用できない
長い一枚のガルバリウム鋼板で造られるという立平葺きの特長を生かせるのは、切妻屋根などシンプルな形状の屋根です。複雑な形状の屋根だとその長所が半減するだけでなく、施工時に切断したりの加工作業が増えるため工期も長くなってしまいます。立平葺きを生かすなら、施工できるお家も限られることになります。
2. 雨が降るとうるさい
立平葺きだけではなく、遮音性に不安があるのが多くの金属屋根の弱点です。長尺の屋根材なので、それだけ雨音も響きやすくなります。ただし、この弱点は遮音性に優れたシートや断熱材で解消できますので、それほど心配することはないでしょう。ご相談ください。
3. 夏、暑い
ガルバリウム鋼板は金属なので他の屋根材よりも熱を吸収しやすく、遮熱性に劣るというデメリットもあります。屋根材が熱くなれば小屋裏から熱が伝わり室温も上がりやすくなってしまいます。ガルバリウムを成型した横葺き用の屋根材なら、断熱材が一体化され遮熱塗料で塗装されているものがほとんどですが、ガルバリウム鋼板は薄い板金です。ただし、こちらも断熱材でカバーすることができます。また、屋根カバー工法なら遮音性・遮熱性共にあまり心配はいりません。
立平葺き代表的な屋根材
立平ロック(セキノ興産)
雨どいの壊れや軒天の穴あきといった老朽化が目立つ建物のご相談を頂きました。併せて屋根も点検したところ、亜鉛メッキ鋼鈑(トタン)の錆の状態がひどく穴あきも見られました。お施主様と相談の上、修繕の優先順位が屋根だというご判断をされ葺き替えのご依頼を頂きました。
立平333(JFE鋼板株式会社)
飛び込み業者に「屋根の状態がひどい」との指摘を受け工事の決断を迫られている、とのご相談をいただきました。すぐに向かい1時間半ほどかけて点検させていただいたところ、確かに劣化が多い状態でしたが緊急性はありませんでした。雨漏りなどなく下地もしっかりしていましたので、丈夫なガルバリウム鋼板の屋根でカバー工事のご提案をさせていただきました。
スタンビー(稲垣商事)
屋根からの雨漏りにお困りで、天井には雨染みができていました。以前補修を行ったようですが正しい処置がされておらず、雨漏りを酷くしている状態でした。築26年ということで下葺きである防水紙のメンテナンス時期でもあります。横葺きの屋根から、雨漏りに強い立平葺きへと葺き替えました。
タフビーム(月星商事)
中古住宅ご購入後、手入れされていなかった屋根から雨漏りが発生。梅雨時期でひどくなる前に修理をしたいとのことでお問合せをいただきました。瓦棒葺き屋根には全体的な経年劣化と錆や表面剥離が起こっていましたので、早急にメンテナンスが必要と判断し屋根葺き替えのご案内をいたしました。
縦葺きと横葺きとは?
ガルバリウム鋼板屋根の葺き方には大きく分けると、軒に対して垂直に葺いていく「縦葺き」と水平に葺いていく「横葺き」があります。
ガルバリウムで屋根のリフォームをお考えの方から「縦葺きと立平葺きは何が違うのですか?」
「縦葺きと横葺きどちらがいいのか?」
というご質問をよくいただきますが、立平葺きは「縦葺き」に分類されます。
縦葺きと横葺きどちらが良いかに関しては、ここまでご案内したメリットやデメリットをご参考にしていただければと思いますが、横葺きの方が金属の冷たい雰囲気がなくて好み、という方も多いです。逆に縦葺き(立平葺き)のスマートな印象が良いという方もいらっしゃいます。
立平葺きにはハゼ葺きと嵌合式の2種類がある
立平葺きはその名の通り、縦に板金を敷き、屋根を葺いていく方法です。板金にはガルバリウム鋼板が使われています。長い板金を垂直に使い、葺いていきますので、屋根の頂点から軒まで何も遮るものがありません。排水性能は極めて高く、雨漏りしにくい屋根と言われています。
見た目で区別は付けづらいのですが、立平葺きにはハゼ葺き(ハゼ式)と嵌合(かんごう)式の2種類があります。
ハゼ葺き(ハゼ式) | 板金の横端に折り曲げるしろを設けて、隣り合う板金とそのしろを重ねて曲げて固定する方法 |
嵌合式(かんごう式) | 予め板金の横端がひし形などに加工されており、隣り合う板金のひし形部分にひし形を重ねてはめ込んでいく方法。この嵌合式のひし形もハゼと呼ばれることがある。 立平葺きは「縦平」や「縦葺き」と呼ばれることも多いのですが、ハゼ葺きは「縦ハゼ葺き」や「竪ハゼ」、嵌合式は「嵌合式立平」と工法によって区別されることもあります。 |
瓦棒葺きと立平葺きの違い
「トタン屋根」と呼ばれる瓦棒葺きの屋根と立平葺きは見た目がかなり似ています。規則的に縦に走る凸部があることも同じです。両者の違いはこの凸部の中にあります。
瓦棒葺きは凸部の中に心木があり、ここに固定されているのが特徴です。瓦棒葺きは屋根材であるトタンが錆等で傷み、屋根材の下に水が浸入した場合に心木を傷め、腐食させてしまうという恐れがあります。
立平葺きはハゼ葺きも嵌合式も金属が折り曲げ加工されているだけです。立平葺きは基本的に板金折り曲げ加工されています。ちなみに野地板に対してアングル(瓦棒の心木の代わり)のようなものを固定し、そこに固定しています。
ガルバリウム鋼板の屋根へリフォームをお考えの方の多くが、立平葺き(縦葺き)にするか、横葺きにするかで迷われるようです。立平葺きは最軽量で雨漏りに強い、コストパフォーマンスの高い葺き方ですから、条件さえ合えばぜひ立平葺きをご検討ください。これまで瓦屋根だった和風住宅にもマッチしますし、製品によってはカラーの種類もございますのでお住まいの印象を一新することもできます。
屋根リフォームのご希望やご不安は、街の屋根やさんまでお問い合わせください。
屋根を含め住宅を隅々まで点検し、必要なメンテナンスやおすすめの屋根材、屋根工事をご提案いたします。
実際の立平葺きの施工例1
瓦屋根から立平333で屋根葺き替え 雨仕舞いの優れた屋根へ
雨漏りにお困りということでご相談をいただきました。点検に訪れると、雨漏りしているという瓦屋根には太陽熱温水器が載っており、その下には植物が生えています。結構な勢いで成長していますので、これでは雨漏りしてもおかしくありません。
点検時の様子
雨漏りしているという問題の瓦屋根です。屋根の棟瓦の付近から植物が生えています。セイタカアワダチソウですね。種子で増えるほか、地下茎でも増える野草で、根もかなり張っているでしょう。また、写真左側の架台の足の部分の瓦が割れています。植物の繁殖と瓦の割れ、これらが雨漏りの原因です。
これまでの屋根材の撤去
太陽熱温水器は現在、使用していないとのことなので処分することになりました。まずは瓦を全て下ろし、その後、瓦を安定するために使われていた葺き土も撤去します。かなりの力仕事です。
構造用合板と防水の設置
葺き土を撤去し、清掃したところで胴縁を取り付け、その上に構造用合板を取り付けていきます。その後、防水紙を取り付けていきます。これで健全な下地が出来上がりました。
立平葺きによる屋根葺き替え
ガルバリウム鋼板製の立平333で屋根葺き替えを行います。立平333はその名の通り、働き幅333mmの屋根材です。縦長で棟から軒まで継ぎ目がありませんので、雨仕舞に優れています。ケラバに水切り金物を設置し、屋根の端から雨水が浸入することを防止します。
棟板金の設置
屋根の頂上部分に貫板を設置し、棟板金を施工していきます。継ぎ目となる部分にはシーリングを行い、雨水の浸入を防止します。棟板金の設置が終われば完成です。
竣工
瓦屋根から立平葺きの金属屋根への葺き替えが完了しました。これでお困りだった雨漏りとも無縁になるでしょう。立平葺きは雨漏りに一番強い工法だと言われています。末永く、安心して暮らせると思います。
実際の立平葺きの施工例2
スレート屋根をスタンビーで屋根カバー工事 雨漏りとは無縁の屋根へ
「アンテナを工事してもらった直後に雨漏りがはじまり、業者に修理してもらったが、数年後にまた雨漏りがはじまった」というお客様です。築40年ということですが、お家のメンテナンスは主人任せにしていたので、詳しいことは分からないとのことでした。
点検時の様子
スレート(コロニアル・ベスト)屋根でいつ塗装したか分からないくらい塗膜が剥がれています。築40年ということなので間違いなくアスベストが入っている屋根材でしょう。ここまで塗膜がボロボロになっていても、反りなどはありません。丈夫さに感動しましたが、これでは防水性はなく、雨が染み込んだら、そのまま内部に浸入してしまうのではないでしょうか。その下のお部屋に雨染みがありましたので、間違いなく屋根から浸入しているでしょう。
棟板金の撤去と掃除
屋根カバー工事を行うにはまず、屋根の上の突起物、棟板金や雪止めを外します。こちらのお家には雪止めは設置されていませんでしたので、棟板金を撤去しました。お客様から「屋根カバーをする前に高圧洗浄をしてほしい」とリクエストがあったのですが、雨漏りしているのでそれもリスクあります。お客様にはリスクを説明し、高圧洗浄の代わりに丹念に掃除をすることにしました。
防水紙の敷設
掃除が終わりましたら、防水紙を敷設していきます。雨漏りの原因となっている屋根に防水を敷いてしまえば、取り合えずは雨漏りしなくなります。
嵌合式立平葺きによる屋根カバー工法
嵌合式立平葺きで屋根カバー工法を行います。スタンビーは嵌合式の金属屋根材で、屋根材の左右の端の凸部を隣り合う屋根材にはめ込んでいきます。だから、施工のスピードも早く工期も短縮できるのです。
棟板金の設置
いよいよ最後の工程です。棟板金を設置したら、屋根カバー工法の完了です。雨などが入りこまないよう、継ぎ目の部分にはシーリングを行い、端の部分もしっかり納めます。
竣工
アンテナを設置しなおし、掃除をしたら、屋根カバー工法の完成です。これで雨漏りに泣かされることもなくなるでしょう。築40年ということですが、お部屋の中は綺麗でしたし、屋根も刷新しましたので、これから再度、快適な生活が送れると思います。
立平葺きで雨漏りや地震に強い屋根へ!まとめ
●ガルバリウム鋼板製の立平葺き屋根は以下のような方におすすめです
・雨漏りリスクを最小限にしたい方
・地震対策のため軽い屋根にしたい方
・屋根リフォームのコストを抑えたい方
●立平葺きはメンテナンス性に優れた屋根です
●立平葺きには耐久性の高いガルバリウム鋼板が使われます
●立平葺きは工事の工程がシンプルなので工事費用も抑えられます
●立平葺きならかまぼこ型屋根にも対応できます
●ガルバリウム鋼板製で最軽量の屋根です
●立平葺きは軽量なので地震に強い屋根にできます
●棟から軒まで長尺のガルバリウム鋼板で造られるので排水性能が高いです
●立平葺きは複雑な形状の屋根には向いていません
●金属屋根なので遮音性・遮熱性が低いですが断熱材等でカバーできるのでご相談ください